サーマルテープは熱伝導性両面テープとも呼ばれ、高熱伝導率、高粘度、低熱インピーダンスを有しています。また、サーマルペーストと機械的固定特性を有効に代替でき、熱源と金属製品の間の不均一な隙間を埋め、電子製品から発生する熱を運ぶため、冷却と放熱の効果を実現するために使用されています。
サーマルテープは基材があるものとないものに分けられ、共通の成分としてアクリル系とシリコーン系の感圧テープがあります。アクリル系は磁器や金属の界面に、シリコーン系はプラスチックの接点によく使われます。また、サーマルテープは剛性や耐電圧性を高めるため、ガラス繊維やポリイミドで補強することも多々あります。
サーマルテープは、小型・長尺の電子部品の接着に用いられることが多く、その熱・粘着機能から、コンピューターのマザーボード上の小型チップ、ビデオグラフィックスカードの小型放熱デバイス、バックライトモジュールパネルなどへの使用に適しています。
初期のころはチップを冷却する必要はありませんでしたが、エレクトロニクス製品の高性能化と小型化が進むにつれ、チップの冷却が必要になってきました。放熱の必要性が高まり、小型の放熱フィンを使用することが熱伝導テープの最も一般的な用途の一つになっています。現在、高性能の電子チップや高ワット数のLED電球はさらに多くの放熱を必要としています。さまざまなサーマルソリューションが日々変化しています。T-Globalでは、お客様に最新のサーマルソリューションを提供できるよう努力してまいります。
サーマルテープの使用方法：
1. 必要な面積を測り、その長さと幅に合わせてカットします。
2. フィルムをはがし、放熱器とヒートシンクの間にできるだけ滑らかに貼り付けます。
ヒートシンクが大きく重い場合は、接着剤が効く前にヒートシンクが落下しないように固定金具を使用することをお勧めします。
サーマルテープを選ぶ際には、熱伝導性、粘着性に加え、柔軟性、耐高温性、耐電圧性、使用する補強材なども重要なポイントとなります。
サーマルテープはどこに応用可能？
製品特性：粘着性、熱伝導性が良好で、取り扱いが容易。
用途：LEDランプ、バックライトモジュール、ICなど。
サーマルテープの利点：
1. LEDウェハーとヒートシンクの接続が容易で、サーマルペーストでの難点を解決。塗布ムラや接着剤のはみ出しによる不良品発生の問題がありません。
2. ネジ、ファスナーなどの固定方法を置き換えることができます。