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電気自動車がまさにブーム!リチウム電池18650とは?

 

18650リチウムイオン電池は、日本のソニーが開発した標準的な電池の種類です。18は直径18mm、65は長さ65mm、0は円筒形を意味します。18650リチウムイオン電池は1セルの公称電圧が3.6Vまたは3.7V、最低放電終了電圧は2.5~2.75Vで、よく見られる容量は1200~3300mAhです。
現在、多くの電気自動車メーカーが18650リチウムイオン電池を電源に採用しています。18650電池は最も早く、最も成熟し、最も安定したリチウムイオン電池であり、電子製品に広く使用されています。18650一個当たりの容量が小さいため、電気自動車の駆動の際にはかなりの数必要になります(モデルSは7104個)が、整合性が非常に良いため、熱管理がしやすいのが特徴です。
リチウムイオン電池の充放電効率と安全性は温度に直結しており、充放電サイクル数は温度に大きく依存します。この2つの理由から、ほとんどのEVメーカーがEV用電池の温度壁を50℃以下に設定し、経済性と電池寿命の安全性を確保しています。18650リチウム電池は新しい技術ではありませんが、電池技術に重大な突破があるまでは、現段階ではベストな選択と言えるでしょう。

 

文章編輯 高柏行銷團隊


作者
林唯耕・教授
学歴 | 米国メリーランド大学博士
現職 | 国立清華大学工学・システム科学部兼任教授
専門 | 電子構造放熱、ヒートパイプ、ループ式ヒートパイプ (CPL、LHP、PHP)、省エネ設計、太陽エネルギー蓄熱と冷却、熱流システム、電子部品の冷却、二相流、人工衛星及び上空飛行物体の熱伝導部品

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