カーボンニュートラル

「カーボンニュートラル」とは、「名目上、温室効果ガスを追加で発生させない」ことを意味します。カーボンニュートラルを実現するためには、電気を使わなくならない限り、グリーン電力が重要な要件となります。TSMCと鴻海はカーボンニュートラルを実現すると発表、これを実現するには世界中の生産拠点で十分なグリーン電力を確保する必要があります。言わば、グリーン電力の供給が十分でない場合、台湾はグリーン化が進む国際サプライチェーンにおいて役割を果たすことができないということなのです。グリーン電力には再生可能エネルギーも含まれますが、再生可能エネルギーがすべてのグリーン電力と同じというわけではありません。
グリーン電力とは太陽光発電と風力発電を指すのだろうか？米国環境保護庁によると、二酸化炭素排出量が少ないかゼロであればグリーン電力であると定義されており、太陽光、風力、バイオマス、地熱、バイオガス、小規模水力、そして原子力発電がこれに含まれます。

 作者:葉欣誠

作者 林唯耕・教授 学歴 | 米国メリーランド大学博士 現職 | 国立清華大学工学・システム科学部兼任教授 專門 | 電子構造放熱、ヒートパイプ、ループ式ヒートパイプ (CPL、LHP、PHP)、省エネ設計、太陽エネルギー蓄熱と冷却、熱流システム、電子部品の冷却、二相流、人工衛星及び上空飛行物体の熱伝導部品